■廃棄物エネルギーの長所、短所
廃棄物エネルギーを作る長所は、廃棄物の中で、どうしても燃やさなければならないものを燃やすと同時に、
エネルギーを回収することで効率が良い点です。
廃棄物自体はたくさんあり、一般廃棄物の8割は焼却されています。
廃棄物エネルギーを作るにあたっての欠点は、廃棄物を燃焼したときに
ダイオキシンなどのガスが発生するため、燃焼温度が上げられず、発電効率が低いことが挙げられます。
また、一般産業廃棄物と産業廃棄物を区別して焼却していることにも懸念の声が上がっています。
■廃棄物エネルギーの仕組み
廃棄物発電は、廃棄物を燃やし、水蒸気を発生させて電気を作ります。
全国に約1900箇所の焼却施設があるのに対し、176の焼却施設でしか廃棄物発電を行っていません。
それは、施設の規模が小さく、効率的な発電ができないからと言われています。
廃棄物発電の方法は大きく分けて、焼却炉による従来型、
ガス化溶融炉を使用した次世代型、スーパーごみ発電に分類されます。
廃棄物発電やボイラーの燃料として、廃棄物の固形燃料が登場しました。
英語の略称でRDF(Refused Derived Fuel)と言います。
廃棄物の不純物を取り除いて乾燥させ、接着剤と石灰を混ぜて作られます。
RDFはダイオキシンが発生しにくく、専用の焼却炉で効率よく電気を作ることができます。
これをRDF発電と言います。
焼却炉を大型化させる自治体もありましたが、廃棄物が増えるだけで、地方で大型化させても難しいと言われています。
RDF発電は、焼却炉を大型化させるよりも、ずっと効率が良いようです。
■廃棄物の利用方法
廃棄物には、熱エネルギーを電力や熱そのものとして利用する方法と
RDF、可燃性ガス、炭化燃料に加工する利用方法があります。
廃棄物エネルギーとして電力や熱を使用する場合、焼却施設から離れている地域への送電などが難しいとされています。
燃料として加工する場合も、加工する分のエネルギーがかかり、効率が下がります。
そのため、電力の充分な地域では熱エネルギーを重点的に活用し、
熱の需要がない地域では燃料化を取り入れるなど、地域の条件に合わせて選択することが必要です。
■廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)
昭和45年12月25日に制定され、平成16年12月1日に改正されました。
廃棄物とは、ごみ、粗大ゴミ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、
動物の死体、その他の汚物または不要物をさしています。
廃棄物の団体
■RDF全国自治体会議
廃棄物をRDF化させる自治体で構成され、情報交換や国への働きかけを行っています。
■日本産業廃棄物処理振興センター
産業廃棄物の処理の適正化を図り、機関紙の刊行、情報収集、国際交流などを行っています。
■廃棄物学会
様々な立場の人が集まり、医学、工学など、それぞれの知識を持って情報交換を行います。1990年に創設されました。
■廃棄物研究財団
廃棄物の調査、研究、技術開発、支援などを行っている財団法人です。
有害物質やリサイクルなどの調査をしており、研究テーマに合わせて異なるメンバーで委員会を作っています。
■産業廃棄物処理振興財団
平成4年に創設されました。産業廃棄物の適正処理や処理業者の育成、支援などを行っています。
■全国廃棄物連合会
廃棄物を安全、適正に処理するため、昭和53年に創設された社団法人です。
廃棄物に関する調査や、廃棄物マニフェストの推進を行っています。
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